コロナウィルス 中国武漢の患者数推測

2020年1月26日 11時時点での試算

≪前提≫
中国国外での感染者数 38人 / 読売新聞朝刊
中国の海外旅行者 2018年1.6億人~2020年も同数と仮定
武漢の人口1100万人~中国人口の1%と仮定
初患者~2019年12月はじめと仮定
 
≪人数推測≫
中国の旅行者の海外滞在日数は不明だが1週間と推測。
中国武漢出身者の海外旅行滞在者数は
1.6億人(年間旅行者)×1%(人口比)×1/50(1週間)
=3.2万人
患者比率 38人÷3.2万人=凡そ千人に一人
武漢人口の千人に一人は約1万人。
一週前の海外旅行に出発する前の推定患者数は1万人となる。
 
≪感染力≫
患者は最初は一人。約8週経過して1万人。
2の8乗は256
3の8乗は6561
4の8乗は65536
一週間で3倍+αのペース
現時点ではさらに3倍の3万人。
 
武漢の閉鎖の今後≫
1. 感染力
武漢の出入りが閉鎖。市場なども閉鎖されているので感染割合は減ると推測。
しかし罹患から完治まで4週程度必要の様子。
患者数を横ばいにするには週当たりの増加数が1/4週=25%以下でないといけない。
現在3倍の感染力が0.25まで減るかどうかがカギとなる。
 
2. 閉鎖の問題
感染者以外は健康。閉鎖となると食料が枯渇する。何の事前準備もないので
せいぜい3~7日しか食料が持たないと思われる。
1000万人の都市に個別宅配は難しい。3人家族として400万世帯。一人の宅配者が
1時間に30世帯に宅配、一日12時間勤務としても一人当たり360世帯。
1万人の動員が必要。防護服を着た一万人、4日に一回配送としても2500人は
厳しいのではないか。
しかし市場で買ってもらうとなるとそこから感染するリスクがある。
戦災時の炊き出しと異なり、人が集まれないので配分が困難。
完治まで4週間は食料不足で持たない。
 
3. 今後
数日は感染対策、治療が話題となるがその後は閉鎖都市への食糧供給が課題となる。
食料不足は暴動、他都市への避難となり感染対策に逆効果となる可能性がある。
また、他都市に飛び火すると中国政府もコントロール不可となる。
これから数日、来週月曜日以降の食糧配布対策が中国での対策のカギとなる。
 
≪日本への影響≫
1. 武漢の在住日本人
約600~1000人が滞在。
穏便に脱出するには各家庭に食料が残っている3~7日以内に救援機の派遣が必要。
それ以降は暴動などで空港への終結も困難となる。現地の秩序が残っているうちに脱出が必要。

課題は下記
・ 救援機、要因の選定、派遣指示が日本政府はすぐ決められない。
・ 帰国時の受け入れ個所の反対があり行き場がない。離島の空港が候補か。
・ 中国政府との事前協議が必要。
秩序が残っている3~7日以内におそらく派遣はできないと想定。
 
2. 中国在住の日本人
武漢が混乱し感染者が拡散などで他都市に感染が拡大した場合、
中国自体からの離脱が不可能となる。
時間軸としては武漢の失敗(1週後)&感染拡大(2週程度)で3週間後、2月15日前後に脱出不可と推測。
 
3. 日本政権への影響
少なくとも武漢の日本人を救援できない場合、政府批判が高まる。安倍政権は
経済はいまいちであるが外交国防での評価が高い。在外邦人を見殺しとした場合
政府批判に直結する。
 
≪日本への感染≫
感染力が高く一週で3倍で感染するとなると国内での中国人旅行者の発病から、他社(日本人)感染するには、発病して判明するので1~2週後。
2月1日~7日前後に日本人感染者が判明、拡大。観光地に限られるかは何とも言えない。
観光客は町中を出歩いている以上、感染は拡大すると考えている。
 
以上