課題を解決できない二等国、ジャパン

2月19日水曜日(投稿自体は18日か)岩田医師のYoutube投稿、ダイヤモンドプリンセスでの防疫、検疫のずさんさを告発している。
ずさんなジーニングなど、水準の低さが話題となっている。
また、一日にしてその投稿が削除されており、経緯は不明であるが、言論の自由という観点でも懸念を抱かせる。
 
確かに4千人近い人数の検疫、防疫は大変ではあるし、最初から完全は期待できない。
問題は未知の状況に対処する知的水準の低さ、専門性の欠如、対処方法を変更しない硬直性、問題発覚後も言い訳に終始する無反省。
岩田医師が完全に正しいとまではいわないが、実際に感染者数が多い、検疫官やDMATの感染、写真で見る限り不十分なゾーニング、外国人乗客(医師)の発言より凡そその通りと思わる内容。
 
これは武漢肺炎への対処にとどまらず、海外視点では日本という国の問題解決能力の欠如を示すこととなる。
2月19日水曜日、20日木曜日とドル円が110円から112円まで下落。これは日本の信認が下がった一旦と
感じている。現状、日本国債(=円)の信任はいざとなると日本国内の資産に課税するという期待により維持されている。問題解決能力なしとなるとそれも期待できないこととなる。
 
仮にダイヤモンドプリンセスの防疫、検疫がそれなりに機能し、感染者の対応、治療で何等かの知見が得れてれば国際貢献となる機会、それを逸したこととなる。
先日まで、日本は一時の経済力はないにせよ、それなりに成熟し、高い水準の社会を維持しているとの認識だったが、一段低いアジアの中等国になりつつある。
 
既に市中感染、感染が追跡できない、となりつつある。かつ移動制限は不十分。
既存の医療を守るはずの相談窓口もまずは近所の病院に行くようにとの先送りのため
機能していない。本来であれば早期に感染有無を判定し、感染有無で病院の行き先を変えるべき。そうはなっていない。
 
今後の大まかな予測
・感染者数の乗数増加。
・内科の医療関係者への感染拡大により、無駄に医療リソースが減耗。
・日本の問題解決能力への疑念による円安及びそれによる物価高。
・中国からの輸入材不足によるインフレ。
・買い控えなどによる不景気。上記インフレもありスタグフレーション
・政府としては唯一の策は事実上の紙幣増発による景気刺激策、しかし、品不足でインフレ。
 
対処法は下記
・健康を維持、けがもしない。病院に行く必要を下げる。
・食料など生活必需品の備蓄。
・可能な限り感染回避。
・急な交通閉鎖に備える。
 
他、雑感
・マンションは共有部分経由及び下水管経由の感染リスクの問題認識が生じる
・オリンピックは開催不可。ロンドンに取られてしまう。
・政府は「中国主席来日」「オリンピック開催」のために「目立たせず、(肺炎を)判定せず
自然治癒で沈静化する」ギャンブルをした。既に負けており、方針転換できない以上
より負けがひどくなる。
・上記の逆の結果として正しかった方法は「中国からの渡航者の来日禁止」「感染者の判定及びその詳細の周知」「感染拡大地域は
交通制限などを実施」。方針転換は政府のメンツの観点からできないと推測。イベント自粛も自主的判断となった。
強制ではないので政府としては逃げ腰。
 
以上